発達障害ってなに?〜ASD〜
〜発達障害ASDとは?〜
ASDと聞いてパッとわかる人は少ないと思います。
自閉症スペクトラムというと少しはわかる人もいるのではないでしょうか?
今回はそのASD(自閉症スペクトラム)について書いていきます。
〜ASDとは?〜
これまでアスペルガー症候群、高機能自閉症、早期幼児自閉症、小児自閉症、カナー型自閉症など細かい分類に分かれていたものを
(自閉スペクトラム症/自閉症スペクトラム障害)という診断名になりました。
学校や職場など社会の様々な場面で人とのコミュニケーションや関わりに難しさが生じる障害です。
また、興味や関心が狭い範囲に限られやすく、独特のこだわり行動や振る舞いが見られることもあります。
他にも五感が鈍感、敏感であることもあります。
このように人によって特性が強く出たり、弱く出たりするため
虹のように連続していることから1つに統一されました。
〜ASDの種類〜
大まかにアスペルガー症候群、高機能自閉症、自閉症の三つに分かれています。
〜3つの違い〜
☆アスペルガー症候群→知的、言葉の遅れがない
☆高機能自閉症→知的の遅れはないものの言葉の遅れがある
☆自閉症→知的の遅れ言葉の遅れがある
〜ASDの3つの障害〜
♥社会性の違い→周囲の人とかかわる時に適切な振る舞いが出来ず、相手と関係を築いたり、築いた関係を維持していくことが苦手
♥コミュニケーションの違い→相手が言っていることや感じていることを理解したり気づくのが難しい。
また自分が言いたいことや感じていることを相手にわかりやすく伝えたり表現するのが苦手。
♥想像力の違い→自分が見たり聞いたり予想していた事以外の出来事や成り行きを想像したり納得することが難しい
自分の興味のあることや心地よいパターンの行動に強いこだわりがあり、想定外の行動をとる事を嫌がる
〜ASDの特性〜
コミュニケーション
- グループでの業務・活動が苦手
- 会話がうまくかみ合わない
- 曖昧な言い方が通じない(適量・大きめのフライパン)
- 曖昧な指示が伝わらない(いい感じにしといて・これくらい)
- 会話の抑揚がない
- 空間把握能力が得意でない(説明書どおりに組み立てられない)
- 名前を呼ばないと自分に話しかけられたと気づかない
- 急な変更がうまく対応できない(臨機応変に動けない)
対人関係の障害
- 相手のことを想像して動くのが苦手(相手の立場にたてない)
- 複数人での会話が苦手
- 冗談が通じない
- 行間や空気の間を読むのが苦手
- 相手も気持ちを考えるのが苦手
- 人を傷つけるような事を平気で言う
- 表情の変化が少ない
限定された物へのこだわり・興味
- 自己流で物事を進めたがる(マイルールがある)
- こだわりが強い(一ミリでも動かすとイラッとする)
- 記憶力が高い(覚えた数字をすべて言える)
- 同じ話を何回もする
- 好きなことを永遠とやる
- 過集中になり話しかけても聞こえてない
~対策〜
◆本人
-
人とたくさん関わり失敗談を覚え、成功談につなげる
わからないことはわからないと聞く
◆周り
- 曖昧な言い方・指示をしない(ちょっと→五分)
- 質問するときは細かく分けて聞く
- 見える化かする(一日の流れ)
- 時間を決める(仕事・ゲーム)
次回発達障害LDって何?